台所の電気のひもに
おばあちゃんのお裁縫用ゆびぬきを付けています。
何でも丁寧にするひとでした。
最後の数年間は少女で(それは純粋という意味でのこと)
本人は8歳と言っていて可愛らしかったです。
もちろん 経験を積んでいる上であえて
何も言わない穏やかさも時々ちらりと見えました。
静かな大人の女のひとを感じた時には自分が恥しくなります。
女の人の心の中には
いくつになっても少女の部分が残っていると思う。
毎日使うこの場所にゆびぬきがあると
「丁寧に」と思うことができて とても気に入っています。
亡くなる前の日に長い時間手をつないでいたので
薄く柔らかい皮になった手の感じもふわっと思い出します。