白い箱庭のおはなし。
むかしむかし 小さな部屋への引越しがきまって
思い出の家や庭とお別れをすることになった人がいました。
長い時間をかけて
いくつかの小さめの植物が選ばれて
大きな白いプランターに植え替えられました。
新しい部屋の小さい台所から出入りする小さいベランダに
その箱庭は置かれました。
台所つづきの小さい居間でお茶に招かれたわたしの心ははずみました。
お別れをした木々のことや
その人の思い出のことを想うとセンチメンタルになるのですが
何もかも小さい新しい住みかと
その大きな白い箱庭がとてもかわいらしいと思いました。
植物が地面に植わっていた時とは違って
少し緊張している感じがして初々しく思ったことも覚えています。
その時から
わたしも大きな白い箱庭を作りたいと思っていました。
そして 2年位前に夢を叶えました。愛しく思っています。
でも先日に箱庭の植物は小さい鉢に植え替えをして移動しました。
来年の早春まで離れ離れです。
勝手に名づけた可愛い花や
突然の来訪で一緒に暮らしていた花がまた来年集合できるといいな。
外壁の塗装工事が始まります。