(おまけ)
転校生がめずらしい小学校へ移ったことがありました。
学校の帰り道で2年生のわたしが
クラスの人や年上の人のランドセルをいくつも持つように言われていた
友達ができずにいた頃に
よくひとりで遊んでいました。
ここからは おばけとかこわいおはなしとは少しちがうのですが
嫌だなと思われるかもしれません。
引越しをした家のそばにお寺があって墓地がありました。
その後ろは林で
春には小さい青い花やつくしが出てきていて
わたしはそこが好きでした。
どうしてなのかはわかりませんが
ある日 足に当たる痛い草をかき分けながらずっと奥のほうまで進みました。
まあるい感じに不自然に小さく広場があって
(どうして不自然と感じたかというと本物の花や草の色とは少しちがっていたからです)
よくわからないけれど
何か作り物のような いろんなカラフルな花が咲いていました。
不思議なちょうちょも見えました。
急にドキドキして
絶対に見てはいけないものだと思って
小児喘息の発作がひどく出るくらいに走りました。
一度振り返ったら 広場におばあさんのような人がいて
花をつくっているように見えました。
数日後に もう一度 怖いもの見たさに入ろうとしたのですが
林の先は深くはなくて すぐに終わりがありました。

そのことはずっと覚えていて
今年に少し夢見がちに思うことは
小さい頃のわたしが出逢った人
あれは年をとった自分で 花を編んでいたのではないかしら ということ。
こんな不思議で大事ですてきなことを 胸にしまっておかないで
ここでおはなしをしてしまったのは
前にも書きましたけれど
本当の秘密は人に話してこそ・・・・ってこと。
おしまい。