今はむかし 17歳のわたしは
陸奥A子さんが当時に書かれていた少女漫画が好きでした。
随分と大人になった今でも時々読み返しています。
雪のティアラというおはなしの中に練習のことが書かれていてとてもすてきです。
それはこんなおはなしです。
ひとりの旅人がたどり着いたところは
言葉じゃなくて心で会話が通じる町でした。
それぞれ笛やバイオリンや小さい太鼓を持っていて
音符が文字の代わりでした。
誰もがメロディで可愛らしいきれいな音で語り合っていました。
やがて旅人は恋をして
大切なひとことをやさしい音色で伝えられるように
一生懸命に練習をしました。
お休みの日には朝も昼も夜も。
それは普通の恋人たちの風景でした。