冬にみかんを入れたりしているかごを
4年前のクリスマスに近所で買いました。今はもうないお店ですが
店員さんは長い髪でイギリスのような可愛らしさがあって
時々お見かけしてはこっそりうっとりとしていました。
手に取ったかごを見て
「お似合いです」の言葉の後に笑顔と落ち着いた声で
「食器を入れるんですか?」とおっしゃいました。
その時に 人に照れる性格とすぐに言葉の意味を理解できなかったことで
曖昧ににっこりしてうつむいてしまいましたが
4年が過ぎてようやく意味がつながりました。
「持っている食器はかごに入るくらい」と ふと思った時でした。
はじまる自分の生活を意識した高校生の頃から揃えたいろんな物でしたが
いつ頃からか 持ち物は少なくなっていて
最近では四角い白いお皿をはじめ
祖父母の素敵なおさがりだけでもじゅうぶんと思っていました。
そうしたら大事ないくつかは割れてしまいました。
大きな地震の日にパソコンやガラス戸が落ちて
食器も8割くらいが割れました。
不思議に「全部なくなっても大丈夫」と
にっこりしている祖父母が浮かんで
その後で
「持っている食器はかごに入るくらい」と
穏やかな気持ちで思ったのです。